2016/11/18 16:05

D.O.P.ウンブリア エクストラヴァージンオリーブオイル

イタリア、ローマから約一時間、ウンブリア州アメリーニ丘陵地帯では、今まさにオリーブの収穫時期を迎えています。

今年の初摘み搾りたてエクストラヴァージンオリーブオイルをいち早く皆様の食卓にお届けします!!

ローマから電車で約一時間、アメリアにある、IL FRANTOIO SUATONI社へ行ってきました!

広々とした丘の中腹にオリーブの畑が広がり、その一角にファミリーで経営するスアトーニのオリーブオイル工場はあります。

自家で管理する約千本のオリーブの木からの収穫のほかに、近隣のオリーブ畑からも連日トラックの荷台に満載されたオリーブの実が運び込まれます。

オリーブ畑の所有者たちは、収穫を済ませた実を地域のFRANTOIO(搾油所)に持ち込み、搾油をしてもらった手間賃をオイルで支払うという

昔ながらのルールで経営されているのです。

収穫たけなわのこの時期、ショールームには搾油を待つお年寄りから子供連れまで近隣のファミリーたちが、テーブルに置かれた

SUATONI家自家製のワインを飲みながら談笑する姿が見られます。

 

トラックに満載された摘み立てのオリーブは、計量の後すぐに洗浄機へと運び込むコンベアーに乗せられ、即日搾油されます。

混じりこんだ葉っぱは粉砕機に入る前には風圧で飛ばされ、ダクトを通って表に。残った実だけが粉砕されオイルとなります。

摘み取ったオリーブを長時間置いてしまうと遊離脂肪酸が増え、エクストラヴァージンの基準を超えてしまうため、即日搾油は基本。

昨年の試験では、エクストラヴァージンオリーブオイルの基準値が0.8%以下のところ、スアトーニのオイルは0.19%と少ない値でクリアしています。

 

 今年のオイルの出来をチェックする、まだまだ現役の会長ヴィンチェンツォ。

今年のオイルは全体的にやや少なめになりそう。。。とのこと。

 

ウンブリアのオリーブオイルは、他地方のオイルに比べ、青い香りが強く、少しの苦みと舌にピリッと来る辛み、アーティチョークのようなフレッシュなフレーバーが特徴です。とはいえ全くの農作物で自然が作る味なので、その年の気候によって毎年少し味が違ってきます。気候によっては子供には辛過ぎて食べ難い年もあるそうです。

言い換えれば、渋や辛みが強めの"大人の味”とでも言いましょうか。

基本は生。火を通さずにパンに付けて、トマトやモッツアレラチーズはもちろんのこと、お豆腐やお刺身、焼き魚に垂らしたり、、、表参道のカジュアルイタリアンのシェフ、M氏によると、ウンブリアのオイルはお肉にもよく合いますよ、とのこと。ローマ、フィウミチーノ空港の男性職員さん二人は、炊き立てのタイ米におろしたチーズとエクストラヴァージンオリーブオイルをかけただけのスペシャルランチを食べていました。(メニューには載っていません。www)

 

既成概念に拘らず、いろいろな食材に垂らしてみると新しい発見が広がるかもしれません。

来週オイルが届いたらいろいろ試して皆様にお伝えできたらいいなと思っています。

スアトーニ社で単一品種の新しいオイルも見つけました。毎年開催される世界最高級の単一品種の有機オリーブだけのコンテスト、【Monocultivaoil EXPO】で、2016年/

金賞を受賞した"ライオ種”のオリーブオイルも次回ご紹介いたします。さらにピリッとした苦みと辛みで特別感のあるオイルです。ご期待ください!

 

 

 

 

 

 

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